昨日・今日と、酷暑です。
何処にも出かけなくても、廊下に出れば熱帯です(;一_一)
こんな日は、読書。
薄い文庫本がアマゾン(息子)より届き、値段を見てビックリ!
今、文庫が1300円もするのかしら・・・?
久しぶりの「井上靖」
師千利休は、
死を賜り何の申し開きもせずに従容と死に赴いたのか?
弟子の「本覚坊」の手記・遺文の形で、
師のゆかりのある人々を訪ね、また、夢の中での師との対話を
中心に茶道と武士のかかわりなどが、
何ともいえぬ謙虚な本覚坊語り口での話の進め方が、
井上靖氏の筆で書かれています。
狭い茶室で戦乱の時代の利休のお茶は、
単なる美や風雅のわざではなく死を獲得するために人間と人間が、
いのちを突きつけ合う儀式であったのだ。と
師亡き後、隠遁して30年かけてここまでたどり着いたようです。
彼なりに、そして井上靖として結論づけられたのかな?
彼なりに、そして井上靖として結論づけられたのかな?
井上靖さんの文章は美しく感動的で、
この本については語りたいことがたくさんありますが、
ここは感想文ではなく備忘録ということにします。
お値段以上でした(^-^)
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