6/15/2014

「雲は答えなかった 」 是枝裕和

是枝監督は、TV対談で拝見し、
福山雅治さんも魅力的ですが
包容力が感じられより好きです。
新聞の「オピニオン」インタビューを
読んで、ますます好きになりました。
本を借りた時、期待したのですが
私には難しかったです。

彼の渾身の思いをかけて
書いた作品で、
題名を変えながら今回が
三度目の出版のようです。

水俣病などの問題で苦しみ
自殺した官僚の生きざまを
残された奥さんの言葉を借り
彼が文章を書いたと、ありますが、
命を絶った「山内豊徳さん」の人柄が、彼の琴線に触れるものがあり、


彼自身の生き方に大きな影響を与えたようですね。
本の内容は社会福祉・水俣病など文献を参照した難しいこともあり
かなり飛ばし読み(;一_一)してしまいましたが、
最初の「刊行にあたって」と、「あとがき」が、是枝さんの人柄が感じられ良かったです。
奥様も亡くなったご主人への思いをこれだけの形にできて良かったと思いました。

今、林真理子さんの新聞小説は自分史などを出版する会社の編集部員で、
色々な人物がそれぞれの思いを持って、
これまでのいきさつ、本を書く思いを彼に話す物語で、
なかなか面白いのですが、彼が何となく女性編集者の様な聞き方なので、
いっそ、真理子さんのように女性にしてしまえばいいのに、と思うこの頃です(*^_^*)
そして、今のシリーズは「シズコさん」バージョンです~。
最近、自己主張の強い女性の母との確執がマスコミでもおおいに取りざたされていますね。
ぼんやり生きてきて、母には感謝あるのみです。

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