2・3週間前位の新聞の読書欄に載っていて
「じんかん」と言う平仮名が目を引いていたところ、
息子が、読むなら買うというので、「読む!」と言ったら
早速届き、ビックリ!
509ページもある、厚い本でした。
昔の本と違い文字は大きいので読みやすいですが、
戦記物なので、どうなるかと思いましたが、
私の好きな一代記で、
三好の家臣になった「松永弾正」の
幼少の頃からの話を、
信長が小姓相手に、語る形をとっています。
チョット、司馬遼太郎先生を思い出すような、
進み方で、夢中で半分ぐらい読んだのですが、
まだ、信長が力を持たない頃の、
三好家存続と堺・奈良・京都・朝廷の争いで、
いろいろの弱小大名の戦いの様子が主流になると、
私としては、だんだん読みにくくなり、
ペースがすっかり落ちて、やっと読み終わりました。
現実には、ずいぶん悪人のようなとらえ方ですが、
この本の中では、秀でた素晴らしい人物に描かれています。
この「じんかん」と言う言葉は、
最澄と空海にかかわる、難しい話ですが、
「人間」。
同じ字でも「にんげん」とよめば一個の人をさす。
「じんかん」とは、
人と人がおりなす間。
つまりはこの世と言う意である。とのことで、
表題は物語の中で訴えたかったことでしょうか。
私の読んだ本の中で、一番厚い本だった!
読み終わりました!
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