「ロング・グッドバイ」
すごく面白かったから、と
回ってきた、
ハードカバーの厚い本
「ロング・グッドバイ」???
何処かで聞いたような
そんな気がしましたが、
村上春樹訳
ガズオ・イシグロの推薦と言う
2代巨匠の本なので、
早速読み始めました。
出だしから、探偵マーロウを
知ってるっ様な
気がしましたが、
メキシコの
5000ドル紙幣と言う
フレーズで、
古い映画をTVで見たのを
思い出しました。
物語は息つく暇もないくらい
面白いのですが、ナンカ読んだ気がる・・・と
半分以上読んでから、
息子に「私はこの本を読んだことがありますか?」とメールで聞くと、
「家にあります」との返事で
やっぱり読んだのです(;一_一)。
だんだん思い出して来ましたが、面白く読み終えました。
あとがきに、翻訳者の春樹氏が
35ページ以上に思いのたけを
書いているのですが
難しくて、この本はこういう具合に完成したのかと・・・
改めて準古典小説との位置づけを思いまいした。
闊達な文章を、原書で読めない私は
カズオ・イシグロが言うように、
春樹さんの翻訳が読める幸せを感じます。
寄り道・細部の達人と褒め、春樹さんのお気に入りは
金髪女の描写が、昔から好きだと書いてありましたが、
私もここは面白いと思ったのでうれしかったです。
この様な場面が多々あったのは感じましたが、
これが、文章の寄り道なのですね・・・・
寒い日が続き、600ページ近い厚い本を3日で読んでしまいました(^-^)
梅の花もだんだん咲いてきましたが、寒いですね!
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