8/22/2013

海賊とよばれた男

 

出光興産の創業者のドキュメンタリーで、
タイトルが刺激的なので気になっていた評判の本を借り、
丁度、終戦記念日前後から読み始めました。

物語も終戦の時から始まり、
こんな日本人がいたのか!とすごい感動を受けました。
明治生まれで武士道の精神を持って信頼を誠意をもって返す、
戦前戦後の動乱期をこんな素晴らしい日本人たちが、
この国の繁栄を担ってきたのだとその心意気に感謝です。

「出光」と言うと美術館とスタンドで見る、
ほとばしるような文字「出光」が思い浮かびますが、
終戦の時に従業員に
「いよいよこれからは本当の戦いに出る時が来た。
これから翼をもって、龍が天に向けて翔け上がる」と訓示されたように
思えば、翔けあがるような力強い文字にも十分意味があるような気がします。
赤い文字・黒い文字もあったように記憶しています。

実は、経済小説は私には難しいですが、
人柄と行動力にどんどん引き込まれ、戦前戦後の日本の暗部に腹をたてながら、
偉い!良く頑張ったと私設応援団の様な気持で読みました。
本当に、「ありがとうございました、」と言いたいです。

1 件のコメント:

  1. 匿名8/23/2013

    私も読みましたがぶれない男ってかっこいいですね。
    昨今なかなか面白い本がなかったのですが久々に
    買って損をしない本でした。

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