凄い〜厚い本が回って来ました!
広告で見て、面白そうだと思うが
息子が買ってくれるか?
迷っている内に忘れていました^ - ^
「類くん」と呼びたい位
物語に同化してしまいました。
姉の森茉莉さんの名前は、
学生時代に偽名に拝借するほどで、
週間新潮の随筆?コラムが楽しみで、
「類くん」の話もで出来ていたので懐かしく、
すっかり物語の中に入り
華やかな森家と没落しても
「贅沢というのは、高価な物を持つている事ではなくて、
贅沢な精神を持つている事だ」との
美意識で物語は流れ、
この作者の力量で、
充実した森家の様子が垣間見え
面白かったです。
司馬遼太郎が誰かに向けて語ったそうです。
「君の作品には、音や匂いがない
読む人に、情景を描いて貰うような文章をトレーニングするように」と、
この本には情景が浮かび、
豊かな気持ちになりした。
「類くん」も佐藤春夫さんや
著名な人から沢山のアドバイスは
頂いたようですが、
宿命を背負いご苦労も多く、大変時代を生きたのですね。
彼の人生がこのような本なり、
報われたのではないでしょうか?
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