興味深い題名の本が届きました。
伊澤蘭奢と関わりのある
それぞれ立派になった
4人の男達との物語。
華やかで罪深い人生の幕が上がる
と、帯にあるので、
あの時代の進んでる女性の
奔放なお話かな、とゲスぽく
期待したら、
徳川夢声が思い出を語るように、
イランジャとの関わりのある
大正時代の演劇の模様、
活動からトーキーに移る葛藤など
私的には、とても難しく
装丁や帯、そして題名から
想像していた内容とはかけ離れていましたが、
私の知ってる徳川夢声の、
青年時代や、
あの時代の演劇を志す人は、
主義、思想を持ち新しい時代を
手探りで生きてた様子がみられました。
立派なパトロンを持ち、
若い東大生のちの童話作家、
婚家に置いて来た
芥川賞候補にもなった息子。
一声を風評した徳川夢声、
男を見る目はあったのかな?
そして、言葉通りに死んだ
見事な人生だったのかな?
無事、読み終わりました。
彼女の輪郭は分かりましたが、
もう少し違う角度からの彼女は、
どんな風だったのだろう。
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