7/09/2017

読書


毎日暑いです~。
北九州ではすごいことになっていて気の毒ですね。
自然の猛威には逆らうこともでできない、
この本のように、
被害者家族を思えば、刑事の辛さなど・・・とあるように、
私の暑さなど、被害に遭われた方から見れば恥ずかしい位ですが、
こんな日は、涼しい部屋で本読みです(;一_一)

柚月裕子さんの本を又、借りました。
これで三冊目です。
前二冊は、小さな子供を抱えた若い母親の日常で起こる小さな出来事から、
人間関係・抱えている心模様など、
今時の若い女性の心理状態をとても上手に書き現わしていたので、
今回の本との落差にビックリ、やはり人気作家は上手なのですね。

今回の物語は
過去の幼児殺害事件が、もしかしたら「冤罪」ではないか・・・と、
心に棘を刺したまま定年退職した元刑事が、
贖罪を兼ね、お遍路の旅に出る事から物語が始まり、
旅の途中で、元の職場で同じような事件が起き、
退職しても心は刑事と言うことで、
八十八か所を回りながら、娘の恋人である元部下と連絡を取り合い
推理して物語が進んでいくのですが、
その中で男の生きざまを、誇れる生き方を、
心理描写の上手な柚月先生が書いているので、やさしく心にしみる物語になっています。
この本は面白かった。

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