11/08/2015

立冬


暦の上ではもう冬にはいるのでしょうか、久しぶりに小雨が降っています。
山本周五郎の「長い坂」を読み終わりました。
なが~い長~い坂でしたが、
朝から昼・夜と夢中で読んで4日位で読み終えてしまいました。
下級武士の子に生まれ城代家老にまで上り詰める話で、
藤沢周平さんなら3冊分位のお話になりそうですが、
この時代のこういう話をテーマに取ると内容は似てきてしまいますが、
やはり名作は読ませるものがあり、主人公を始め登場人物の
なが~いなが~いお話で、武家社会の男性の事ではありますが、
師と仰いでいた人たちの年の重ね方に感じさせられることがあります。

周五郎さんはこの作品は「私の自叙伝」として書くと意気込んでいたそうで、
人生は重い荷物を持って長い道を歩くに似たりと言うのが、
全編のモチーフだそうです。
私の重い荷物は何でしょう・・・・??
すっかり物語の世界に入り込んでしまったので、
読後感は現実離れをして、ちょっとぼーとしてます。


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