5/01/2021

読書

題名からすると、
女三代記となるとなかなか面白い
物語かと思ったら、

語り書きに名前があるように
三代目のすずさんの書き残したもの
で、それは「事実は小説より奇なり」
の、波瀾万丈の物語です。

尾張藩で5000石の知行を頂いていた
祖父は、忠君は二君にまみえずを心情として、生き残る事が出来ず
江戸幕府崩壊後は禄を失った武士は
乞食同然のようになり 
 
松平家も売るものが無くなり
遂に、娘三人が長野の温泉宿に
売り飛ばされたが、

武士の娘で立ち振る舞いや
芸事ができた為、
早くに一般人と家庭を持つ事ができたり、
大奥に上がり、家斉のお手付になった大叔母も居る一族の小説以上のお話を
大変苦労しながらも努力した
「すずさん」が
72歳で松平家三代目として
一千枚にも及ぶ物語を書き残したそうです。
娘まで売る松平のお殿様の哀れな人生は、不憫でした。^ - ^

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