昨日は朝から雨で、寒くて暖房がほしくなるようでした気分でした。
こんな日は、
図書館の本を又借りして、「早く読んでね」と言われていたので、
一気に読んでしまいました。
江戸末期頃の蘭学者「関寛斉」の妻を主人公にしたお話で、
今、ファンの「みおつくし料理帖」の高田郁さんの作品なので借りたようで、
やはり、料理帖のように料理の話も出て文体もやさしく読みやすかったです。
読みすすんでいくうちに、記憶の底に「関寛斉」という名が浮かび、
この人物の話は、司馬遼太郎の作品(胡蝶の夢)にもあるとのことで、
息子に、私は「関寛斉」の本を読んだことがありますか?と聞くと、
「あるでしょう」と返信メールが来ました。「やっぱり!」です。
作者がこの本を書こうと思ったのは、
「関寛斉」自身が筆まめで膨大な資料などが資料館にあるのに、
この「あい」さんのものはほとんどなく、
「婆はわしより偉かった」との言葉が残るのみで、
その言葉に着目して物語を構築したそうです。
偉人変人の「関寛斉」に人生をささげた女性は、
どんな人だったのかと思いを膨らませ、
生涯を書いたようですが、作家ってすごいですね!
司馬遼太郎の本を探してみたら、江戸末期から明治の蘭学者たちの中に、
彼も登場し、清廉高潔な生き方は同じですが、
角度が違えば仕方がないですが、
女性の話を読んだ後に男の世界はいらなかったかな?
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