3/23/2017
読書
本好きの友人から借りました。
本が溜まってしまうので、本は図書館を利用している、と言ってますが、
好きな本は手元に置きたいので、読んだ後に買った、と言うので、
好きな作家ですし、貸してもらいました。
短編6編が綴られていて、この章の話が映画化されたようですが、
何時のことだったか、気が付きませんでした。
幕末から維新に移り、最後の武士として、
戸惑って、生きにくい中でも武士の基本的たしなみ武士道を貫く話に、
ほろりとさせられ、手元に置きたい気持ちがわかります。
表題の「柘榴坂の仇討」は、桜田門の乱のあと、
苦節13年後に仇に出逢った時には、かたき討ち廃止となり、
また、「西をむく侍」では、太陰暦から西暦の太陽暦に変わり、
一年が12か月と決まり、毎年の暦を編んでいた武士の苦慮、戸惑い、
そして、12か月の小の月を、二・四・六・九・士と覚えればよい。
西からやって来た(薩・長)侍と覚えればよい、とあり、チョットなるほど(^-^)
その他、時計が西洋定時法となり、
一日が24時間に変わって戸惑い馴染めないことなどあり、
それぞれの章で、武士の苦しい生き方の中にも、
愚痴めいた感慨を口にはしない、激動期を生きた武士のたしなみ、心根が、
作家の力量で読ませ、感動させます。
あ~、日本人は立派だった!と、(^-^)
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