3/18/2017

読書


評判の新刊を貸していただきました。
ピアノコンクールの一次から三次までの審査と本選の様子を
若い挑戦者がそれぞれ刺激し合って進化していく過程のお話で、
新聞の書評や審査員が絶賛の声を聞き、
音楽が聞こえコンサートホールに居る様だと言ってましたが、
私はクラッシックに縁遠く理解できるか、と心配しましたが、
文章力が優れて居て音楽のわからない私でも楽しい世界へ誘ってくれました。
この本を読みながら、どうしてもこの本を読んでもらいたい人が居ました。
ピアノが好きで自宅で過ごす最後の日に、
思い切りベートーベンを弾いて、ピアノに譜面を乗せたまま旅だったようです。
その人がこの本を読んだら、どんな感想が聞けたかなと思うと、
何時もの独りよがりの速読ではなく、
楽しみながら、こんな解釈はどう思うだろうか・・・とか、
二人連れの読書で、ゆっくり楽しく読みました。
若々しい本の装丁とどっしりしたピアノを感じるハードカバーが、
この本がより大切に感じました。
そろそろ命日がやって来るので何かのご縁かなと思いながら読み、
ピアノの好きな友人に読んでもらいたく「献本」しようかな・・と
思うくらい良かったです。

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