新聞小説夏目漱石の「三四郎」が終わりました。
「こころ」に続き、四月からは、
「それから」が始まります。どれも昔々に読んで、
息子の蔵書の中にもありますが、
新聞小説で、一話づつ丁寧に読む楽しさがあるので、
本は手に取りません。
夏目漱石の洞察力、それを現わす
文体・表現の面白さ当て字など見つけ
どれをとっても感動です。
毎日の朝刊の楽しみです。そんな話をしたら
「明暗」の本を息子が買ってくれました。
いつもの三倍位の厚さですが、
残念ながら未完の本です。
主人公と妻を取り巻く人たちの会話・心模様が
独特の文章で面白く、丁寧に噛み砕き
楽しみながら読みました。
いやはや、天才だと思いながら
ホントにいいところで終わらなくてはならない
先生も、そして私も残念で心残りですが、
「続明暗」を水村早苗さんが書いているようなので、
息子に追加を頼みました。
彼女の本は「母の遺産」を読んでいるので
楽しみです。
私の一番好きな「風邪と共に去りぬ」も
森瑶子が続編として「スカーレット」を書きましたが、
原作と外れるとの声もあったようですが、
力作ですご~くおもしろかったので、
「明暗」の続編はどのような結末になるか楽しみです。
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