一番気になる作家の本が来ました。
初期の頃の小説のようです。
あの夏目漱石の遺作「明暗」の
長い後編を書き、
凄い人だと記憶してました。
その後、「母の遺産」と言う、
友人の家庭そのものと言う話しを聞き
早速、買って読むと、
なるほど、彼女の家庭そっくりの話しに、驚き読みごたえがありました。
そして、「大使の妻」と言う
上下巻で4000円もする本が
回って来て、やはり記憶に残る
物語でした。
そして、満を持してこの本です!
読みごたえがあり余韻が残り
あまり物語の中に入り、
まだ、物語の中に居るようです。
「本格小説」が始まる前の長いお話がまず書かれて、この作家の幼少期、
日本円がまだ1ドル360円の
日本の創世期の時に
カメラの会社のニューヨーク支社長の
の娘として贅沢な暮らしの中で、
この主人公と出会い
何も持たない中卒の青年が
父親の会社で仕事を習い
知恵と努力で億万長者以上の物に
なったそうです。実話らしい。
彼女も成長して海外で講師や
小説家などとして活躍している所に
ニューヨークで
日本を飛び出して来た若者から
昔、世話をした億万長者東太郎と言う
主人公の日本での小説のような話しを
聞き、
自分との関わりのあった人が、
偶然が重なった事ではあるが
そんな人生があったのかと!
お前は小説家として生まれて来たのだ、と
天が私に啓示を与えてくれたような
気がしたと、天に感謝をしたそうです。
物語は、彼の幼少期の日本における悲惨な人生と成功後の話しが
ながーく語られ
私と同時代のお話で
彼女のニューヨーク時代は実話に
近く、聞いた日本の軽井沢の生活は
少し装飾があるかもしれないが
かなり実話に近い話しだと思うので
ワイドショー好きの私には
すっかり物語に入り込み
まだ、物語が浮かびます〜。
楽しい時間だった^ - ^