真っ赤バラの装丁で意味深な
イオカステの名を検索すると、
神話として
産んだ子が父親を殺すと占われ、
殺す振りをして
母親が隣国に捨てた息子が成長し
何も知らない息子が、
占い通り父親を殺し、母親と結婚して4人の子を持つが、事実を知り
母は自殺する。
イオカステコンプレック
父親の掟と母親の呪縛に苦しめられる
息子の気持ち、らしい。
こんな前触れを知り
どんなお話かと思ったら、
前回の本と同じように
幼少期の虐待で心が歪み
人からは羨ましいがられ
バラ夫人と呼ばれる幸せの暮らしも
母親の呪文に苦しめられ虚構に満ち
孫が産まれる事をきっかけに
精神を病んで仕舞う恐ろしさ、
母親の力は凄いですね。
どんな母でも子は母を慕う。
悲しい話です。
優しかった母を思い出します。
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