毎年年末恒例の「忠臣蔵」が、
今年は、何処もやらないな、と
言ってるところにこの本が回って来ました。
映画にもなったようですが、
決算とあるように、
浅野家の没収後の財産目録など、
現在の価格に換算して、
物語が、始まります。
江戸との往復に、
一人70万円以上掛かるようです。
赤穂藩は豊かな藩で実収入は、
23億円で、他に新田開発が5億5千万円に、塩田をあわせると、
30億円と言うお金が残ったそうです。
この物語は、ここから始まり、
退職金を払い、
お国訛りののんびりした、
なにをしても、決算会計の話になり、
大石蔵之介の主君の仇討ちなど
何処でどうなるのかと心配になる
現代的庶民派のお話で、
「大忠臣蔵」は何処、と思いますが、
最後は、史実通り武士の一分を貫き、
討ち入りの道具揃えまで細かく決算されていて、
事実はこうだっのでは無いかと、
思ってしまいます^ - ^
作者はコメディーでと言ってました。
殿の無念も、大石蔵之介の深慮もなく、あの忠臣蔵は何処にと、思いますが、
ホント、お金が無ければ叶わなかった事でしょうからね。
美学をさらけ出した感じで
面白かったです。
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