「危険な恋が始まる。」
上海・神戸大人の為の冒険小説
タイトルと帯に引かれ、読み始めましたが、
1989年の天安門事件のくすぶる中の話で
この前後のことをよく理解しないで読みすすめているので、
なかなかはかどらず、手間どりましたがやっと最終章までたどり着き、
恋の成就とテーマの中国大陸に消えた年老いた父との時を越えた再会で、
生存の情報から6年も掛けて探した、この父を「黄土に返そう」と万感の想いが、
探し訪ねた父と息子の美学なのでしょうね。
「ワイルドスワン」「大地の子」も大分前に読んだのですが、
時代がここまで来ても、まだありえる話なのでしょうね。
「大地の子」はテレビでやっていましたが、「ワイルドスワン」はそのうち読んでみたいですね。著者は最近、毛沢東についての本を書いたようですよ。
返信削除是非お奨めします。
返信削除ユン・チアンさんの波乱にとんだ人生は
歴史の一部を見る思いです。